2011.12.22 福島県庁署名提出レポート

       ( 第五次〆切署名 提出直前の報告 ) 

 

 

 

 


 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 高岸:

こんにちは。

 Moms & Children Rescue FUKUSHIMA発起人の高岸春幸です。

本日は貴重な時間をとって頂き、ありがとうございます。

 

妊婦さんと乳幼児、子どもの避難の申し入れの要求項目は、書面のとおりです。

182名の方から賛同人としての表明をいただき、

総計18,157の署名が日本国内と海外から集まりました。

申し入れと同時に署名をお渡しします。

(署名、賛同人名簿、申入内容書面渡す)


右:福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏

左:Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 高岸春幸


 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 高岸:


1万8千人の代表として福島県に署名提出に来ました。

1万8千人がこの部屋に駆けつけていると思って聞いて下さい。

 

私たちの要求項目を簡潔に述べさせて頂きます。

 

現在、福島の多くの場所は放射能に対して感受性の強い乳幼児、妊婦さん、

子ども達が生活するには危険な環境です。放射線管理区域(0.6μSv/h以上)、

個別被ばく管理区域(2.3μSv/h以上)にあたる放射線が計測された地域から

福島県がイニシアチィブをとって乳幼児と妊婦、子どもを早急に避難させて下さい。

 

◎福島県の多くの地域で、子どもがすでに空間線量の累積だけで

国際的な年間被曝許容量の1mSv以上の被曝をしている事はご存知だと思います。

このまま高線量の地域で子ども達を生活させるのは非常に危険な事だとと

僕たちは考えています。

その点に関してどうお考えですか?


◎放射線管理区域(0.6μSv/h以上)は年間5mSvになります。

その場所に今まで子どもが生活し続けましたが、

それに対してどう思われますか?

今後もそのような場所で生活させるつもりですか?


◎緊急時避難準備区域が解除されましたが、

飯館村では大量のプルトニウムが検出されました。

放射線核種の計測が十分出ない今、緊急時避難区域を解除し、

住民がそこで生活する事は安全なのですか?

そのような場所に子どもが戻って生活しても安全といいきれるのですか?

 

◎政府の基準をそのまま適応するのではなく、福島県独自の判断で

子ども達を守れる様に行動すべきだと思います。

このまま福島県に子ども達を生活させることはありえないと思う。

子ども達を守るには疎開させるしか方法は無いと思います。

 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

法律で定められている放射線管理区域(0.6μSv/h以上)にあたる線量の場所で、

子どもが今もを生活している事はあってはならないことだと思う。

それに対して古市さんは、どうお考えになっていますか。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

◎私どもは専門家の意見を聞いて、対応しています。

今のところ、ICRPなどの意見を聞いて、年間20mSvがひとつの大きな目安となっていると思う。

◎それを超えた場合には、住民を避難させるというのが大きな柱となっており、

それに従って対応をしている。

低線量被曝について、基本的にはデータがない。基礎データがない。

基礎データが無い中では、ICRPとか、世界的なくくりの中で、

培った知見というのを活用して対応している。

◎私個人の意見ですので、あとで、県としての見解は、Eメールで回答させて頂きます。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

県としての意見というのは、知事からの意見という事で

受け止めさせていただいて大丈夫なのででしょうか。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

知事からといいますか、組織として決裁して頂いて...

私の上司がおりますので、

上司に決裁頂いて、回答しますので 県としての考えという事ですね、

知事としての考えですね。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

知事には直接ご返答頂けるのでしょうか?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

福島県としての組織ですので、組織のトップの責任者は知事ということですので、

そういう意味の回答となります。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎福島の妊婦さん、未来ある子どもたちを守って下さいというのが僕たちのお願い。

◎先ほど低線量がどうのこうの、データがとおっしゃられてましたが、

 健康被害を未然に防ぐという事が重要だと思う。

◎それを出来るのは大人しかいないと思う。

 

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

県としては子どもさんの被爆線量を測って、

健康調査をこれからも生涯ずっとやっていき、もし何かあったら、

その人の面倒は見ましょうということになっている。

◎本当に危ない地域は避難して頂いているので、

あとは自主的にその一人一人が判断していくということになる。

◎科学的根拠もないのに、全部移動させた場合、

もしそこで問題が起こったら、誰が補償するのかという問題がある。

◎我々は除染して、みんな戻って来て頂きたいと言っている段階なのに、

これから動かして全国に散らばりましょうとは言えない

もし逆の立場だったらそんなこと言えますか?

 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

何か起こってからでは遅いのでは?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

それでは、何が起こるかというのを示して頂きたい。

このまま居るのであれば、みんな癌になりますとか、

病気になりますって言えるかどうか。

科学的にちゃんと社会的に証明されているかどうかの根拠があるのであれば、

皆さんの主張は正しいと思う。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎主張が正しいとか正しくないとかを言っているのではい。

◎そういう可能性があるのであれば、守ってあげられるのは大人しかいない。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

◎守るにもトータル的に全て守らなければならない。

◎逃げるときの手段とか全てをコーディネートして避難先で生活が成り立って

教育も雇用も医療も全部支援しないと我々の責任は果たせない。

◎少しでもセシウムがあるなら危ないから、福島市民全部逃げて下さい。

郡山市民全部逃げて下さい。と言えればいいが

その人の生活を全部補償出来るのかというと、福島県の力ではできないのでは?

国だってできない。

◎皆さんが言うように、ちょっとでもあったらダメだって言うなら

福島の150万人もの人間を全部全国に散らばして、

それで全部面倒をみてくれって我々の県としては言えない。

だから我々は除染して、あと健康調査をきちっとして、

そしてその人の生涯は面倒を見ましょうということ

福島県に戻って来て下さいというスタンスで取り組もうと思っている。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

だから、僕たちの要望とは真逆なんですよね?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

◎そうなんです。

◎真逆のものを受け入れて下さいと言われても受け入れられない。

◎どうやって折り合いをつけるか。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

現段階で子どもを守れると思っているんですか?

それは古市さんの認識ですか?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

守れていくと思いますけど。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

今、外で測ってきましたが、1μSv/hあるような場所で

子どもを守れると思われているんですか?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

我々は311以降もずっと生活をしているし、これからも生活していく。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎僕たちは大人について言っているのではなく、

ずっと子どもの事について言っている。

◎そのことを署名の文面にも0.6μsv/hを基準に書かせて頂いている。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

0.6μsv/h以下ならいいという科学的根拠は何なんですか?

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

法律に出てるじゃないですか。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

◎我々もICRPとかアドバイスを受けてやっている。

◎専門家の意見を受けてやっている。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎チェルノブイリ原発事故という過去から学ぶしかない。

甲状腺癌以外は、因果関係を認めないというのが学者のスタンスでは?

学者の言うグレーゾーンの部分を守って下さいと我々は言っている。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

わからないのに、どこに避難すればいいのかと、お伺いしたい。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

集団疎開も可能性としてあるのではないですか?

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 高岸:

◎最新の例で、学校ごと受け入れますよという県も出ている。

◎日本も戦時中に、ちゃんと疎開が出来ていたし、

今なら、もっと出来ると思う。

◎福島からずっと出ないと言っている訳ではなく、いつか技術革新が起こり、

除染が終わればまた戻れる。その除染の間に被曝させないでほしい。

◎一時的な避難、疎開は出来るのでは?

◎別の団体で、野田総理宛に集団疎開のことを訴えた人いて、

短期間で15万筆の署名が集まった。

そういう意識の高い方は沢山いるので、連帯していけば可能だと思う。

◎知事側から全国知事会の方に協力して下さいと言えば

やりましょうということになると思う。

逆に、知事が大丈夫ですと言ってしまえば、助ける事も、

連携しようという話しにもならない。

県勢を守りたいというのも分かるが、未来の県勢を守る為に、

今の県勢を守りながら福島県民として他県に一時的避難というのも出来ると思う。

福島県で起こっている事は今後どこでも起こりうることで、

福島の前例が適応されると世界的にどうなってしまうかわからない。

みんな原発事故に対する感心がだんだん薄くなってきているので、

今、もう一度考えてここできちんととしておかないと、

危険な状態になってしまうと思う。

◎9ヶ月経って、原発事故が収束したという安全宣言が出され、

本当に大丈夫なのかというのが多くの人の考えだと思う。

◎特に、情報をテレビから見ている人は福島の現状がどうなっているかすら知らない。

その情報をオープンにしない限りはこの問題は解決しないと思っている。

 

(写真 左奥:Children first / 全国子供疎開・動物保護ネットワーク福島 事務局長  橘内芳雅)

 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

最後に先ほど、安全だから帰って来て欲しいっておっしゃいましたが、

それは誰のご意見なんですか?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

私の意見ですので。

福島県に帰って来て欲しい。

その為に除染とかいろいろ苦労している。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

現段階は、安全だと思われている訳ですね?

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

ICRPとか専門家の意見を聞けば、安心安全だと。

◎私も0.0000….1μSv/hだったらいいなと思いますが、

でも現実からすると、これが一番混乱がないと思う。

◎親子が別れて動いたりすることのストレスはものすごい。

◎勝手に集団疎開がいいとか、第三者が言うのはどうかと思う。

ストレスとかを総合評価して、仕事とか、医療とか、教育とか

そういったものを全部トータルして、本当に集団疎開がいいのか

どうかというのもみなさんも考えて頂きたい。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

僕は集団疎開がいいと思う。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

◎私はいいとは思っていない。

そこは見解の相違。

 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎僕たちとしては現状では子どもを守れないと思っているから

署名を届けに来ている。

でも、古市さんは安全だから帰って来て欲しいという意見なのは

すごく驚いている。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

今、安全にしたいと思ってやっている。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

高い低いという放射線量の数値なんですが、具体的に教えて下さい。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 高岸:

僕たちが提示させていただいている放射線管理区域(0.6μSv/h)は、

レントゲン室の限界の数値です。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

20mSv以上の地域は立ち入りを制限しています。

◎それより低い地域はなるべく下げる。1mSvを目指してやっている。

◎その間は確かにグレーゾーンなんですが...

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎先ほど安全って仰ったじゃないですか。

ということは数字のもとに安全と仰られているんですよね?

どこを安全とされているんですか?

僕たちは 0.6μSv/hで、高いという見解です。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

年間20mSv未満であれば問題ないと言う見解です。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

それは古市さんの見解ですね。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

はい。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

だから、戻って欲しいと思っているんですね。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

はい。

ただ、なるべく低い方がいいので1mSvに向かって除染をしていくと言う事で

今取り組んでいます。

そうでないと、1mSv以上はみんな出てって下さいとなりますので、

さっき言った様な議論になってしまう。

 150万人も...

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

移動しなければならない様な大きな事故が起こっていると僕は認識している。

大きな事故がおこっているのに動かせていない現実と、認識している。

そこに、お金の話を僕たちは挟んでいない。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

お金の話?

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

◎大きな事故がおこって、子供を避難させなければならない状況があるのに

避難させていない現実があるとていうのが僕たちの認識。

でも、先ほど古市さんは安全だから戻って来て欲しいって仰ったじゃないですか。

その安全っていう根拠の数字を示して欲しい。

◎僕たちは何を危険って言っているかというと0.6μSv/h以上は

法律で定められているし、危険だと思っている。

◎海外では1μSv/hを超えたら避難っていう鉄則。それを、僕たちは高いという認識なんです。

古市さんの「低いから」っていう基準はどこなのか、

高いっていう基準がどこなのかっていうのは今教えていただきたい。

その基準をもとに仰っていると思うので、それだけでも最後教えていただけたら...

 

福島県職員:

ICRPの年間20mSvがひとつの基準。それで今、動いている。

◎それを超えるから絶対危険だ。それを超えないから絶対安全だと

言っている訳ではなくてひとつの目安、考え方として年間20mSvというのをとっている。

◎どうしても影響というのは、あるかないかも分からない事も含めて、

科学的に証明されていない部分があるので、出来るだけ低く抑えましょうという

考え方のもとに、我々は施策を講じる。

◎だから、今現在安全だと言っている訳ではなくて、

かといって危険だと言っているわけでもない。

◎1つの目安として年間20mSvという考え方をとっている以上は、

それに伴って移動が必要な方には、移動をお願いしているし、

こまめに放射線量を計って必要な情報は提供している。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

移動の基準というのは年間20mSvですか?

 

福島県職員:

◎今の所、考え方は年間20mSv。区域はそれで設定して、

避難が必要な方には避難をしていただいている。

◎それをどこまでなら、安全か、危険かというのは、

それぞれの皆さん方の考え方もあるし、どの専門家の意見をとりいれて考えるか、

判断するかというところもあるので、そのへんはものすごく難しいんだと思う。

皆さん方、たまたまこの1つの放射線管理区域を基準をしているのであって、

それはあくまで放射線管理区域内の基準であって、

それを一般に普及させて適応させるというのが正しいのかどうかというのは

検証されていない。

我々はそれを危険だと言っているわけでも、安全と言っているわけでもない。

◎それも1つの考え方として採用されているのだから、それはそれで、皆さんの考え方。

我々は、そこに、今の所、考え方を置いていないって言うだけ。

◎皆さんが仰っていることはよくわかります。そういう風にお考えになる方もたくさんいる。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

僕たちは、例えば1000人に1人、放射能の影響でなくなるとして、

その1人も守るために今動かなければならない。

数字の話をすると、高くない。低くない。1%がどうのこうのという話になるが、

そうではなく、子を亡くす親の気持ちの話をしている。

 子供の未来、命がなくなっていくかもしれないっていう

心の問題の話もさせて頂いている。

 

福島県職員:

逆にそこで、集団疎開をさせた結果、それで子供の命が守れないってことも

あるかもしれない。

それはだれもわからない事。

その方のリスクが大きいということもお考えになった事ありますか?

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

いや、大きいと思わないです。僕は。

 

福島県職員:

子供が親と離れて暮らす。違う場所で暮らす。環境が変わる。

これでも、すごいストレスになったりするし、適応出来ない状況もある。

だからといって、疎開するなって言っているわけではない。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

最後は個人が一人一人判断するしか無いと思う。

 

福島県職員:

雇用の問題もありますし、親子の扶養の問題も。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

現実論として150万の人を全員逃がせとか

そんなことは施策として出来るのかどうか。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

僕たちは子供に関して言っています。

 

福島県 佐藤雄平知事 代理人 古市氏:

いや、だから子供だけ抽出して、子供だけ逃がして、

親だけそこにいられるかって、そうではないですよね。

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMA 平野:

でも、僕たちはそれぐらいの事が起こっていると思っているんですよ。

今ここで論じている事を歴史が証明するんじゃないですか?

その歴史を変えられるのは、今、生きている僕たちしかいないじゃないですか。

子供を守れるのは、生きている僕たちしかいないじゃないですか。

子供は自分の意志で移動出来ないですよ。

 

福島県職員:

同じ様な議論になっていると思いますので、、、

 

 

全国子供疎開・動物保護ネットワーク福島 事務局長 : 橘内芳雅

障害者の情報提供として、点字、手話通訳士、テレビの方の字幕とか、

手話通訳の方々のそういった情報。

それを今すごく求められているんです。

アナログテレビから、デジタルテレビに電波が変わるという事ですけれど。

 

福島県職員:

対策を考えて返答します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Moms & Children Rescue FUKUSHIMAの賛同人であり、

福島県在住の橘内芳雅さんに福島県民代表として

署名提出、及び、要望面談にご参加して頂き、

同時に、橘内さんの活動内容に対する要望書を提出させて頂きました。

左手前:Children first / 全国子供疎開・動物保護ネットワーク福島 事務局長 橘内芳雅

 

 

Children first / 全国子供疎開・動物保護ネットワーク福島 事務局長 : 橘内芳雅


◎山下俊一氏など、現行アドバイザーの解任も含め、

幅広い見識を持ったアドバイザーを選任し、

県民に必要な危機管理意識の注意を行う事。

◎お米からセシウム、ヨウ素、ストロンチウムなどが検出され、

沢山の農家の方々が窮地に追い込まれている。

その生計を支えるためにも、県、東電、国が買い入れ、

損害賠償を請求する事を求める。

◎震災直後、障害者に対する情報網が全くなかった。

幾度も無く、県の方に障害者用の情報提供所を作っていただきたいと、

細野大臣、福山元官房副長官にも、お願いしたが、残念ながら返答は頂いていない。

◎過去のチェルノブイリの例をみても、現段階での避難区域解除という方針を

私たちは受け入れられない。

子ども達の安全確保を守るためにも、今やらなければならない事は命を守る事なんです。

それが出来るのは知事、県庁の職員の方々。

 

3/11に来ていた情報をすべて流していたらこのような事態にはならなかった。

9:30に安定ヨウ素指示書が来ていて、10:30すぎにSPEEDIの情報が来ている。

3/18には福島市にはかなりの高い線量が確認された。

私たちは、子供も、妊婦さんも含めて、給水車や、ガソリンを外で

マスクもせずに待っていた。

マスクしてくださいというアナウンスも無かった。

◎子ども達の命を守って下さい。妊婦さんの命を守って下さい。

私たち福島県民が他の所に行けるように早急に手続きをとって下さい。

そのための保障をして下さい。

これは、私たちみんな、日本全国、世界各国の

疎開している人達からのお願いでもある。

 

◎福島県産のお米にしても、知事が安全宣言出したから大丈夫か?

実はそうではなかった。

全国民に対してただ単にテレビを通して「申し訳ありませんでした。」と言うだけが

知事の仕事なんですか?

本当だったらもっと国会に行って、そこで国民に対してその場でお詫びをする。

それが本来の知事の姿であると思う。

◎私も東京電力本社へ行って訴えてきました。

土地の保証、子ども達の疎開に関して。

東電の幹部はまだ非公式であるがこのような保障を考えているというお話を頂いている。

でも、それがもし、嘘だと分かったときは私は告訴をする。

◎要望書をお渡しします。国の方にも持っていくものでありますし、

東京電力社長の西田さんにももっていく書面でもあります。

◎福島県知事秘書課に、5月の段階での福島のお母さん方、

子供たちの悲痛な叫びが入っているDVDをお貸ししています。

それを皆さんで集まって、再度見てください。

 

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コメント: 3
  • #1

    みんな地球の子どもじゃん (日曜日, 25 12月 2011 13:53)

    活動に敬意を表します。拝読させて頂きました。「県としては子どもさんの被爆線量を測って、 健康調査をこれからも生涯ずっとやっていき、もし何かあったら、 その人の面倒は見ましょうということになっている・・・」寒気を覚えます。福島県で生きて行こうと考えておられる方も私もたくさん話してきました。そうした方々の事を考えると福島県に対する批判は避けたいと思っていましたが、この対応は酷すぎる。安全というならば調査など必要なし。もし何かあれば・・・というのなら今すぐ避難を。私たちもより一層避難のアテンドの活動に全力を注ぎます。

  • #2

    ふくしま (火曜日, 24 1月 2012 20:52)

    わたしは20代前半でまだ結婚もしていません。子供妊婦というけど、私達だって居れば居るだけ被曝するような日常は嫌です。かといって妊婦でもないから避難支援をしてくれる団体もない。みんな地球の子供、子供のため、未来の為と本気でいうなら、今いるあなたたちの子供のことだけではなく、もっと幅広く支えてほしいです。今もふくしまにはこれからの人がいることも考えてください。私達を見捨てないでください。

  • #3

    新潟に避難してます (金曜日, 10 2月 2012 09:20)

    活動ありがとうございます。改めて、県政はクズだと分かりました。避難をためらっている家族には、やっすい賠償金が出たら避難費用にして福島を出て欲しいです…丁度、年度も変わるしチャンスだと思います。未だに、水俣病、原爆症は解決していません…いまは、病気になったら一生面倒をみるといっていますが、こんな対応見てたら病気になったとしても認定もされないでしょう…なんて言ったら良いか、怒りで話がまとまりません(−_−#)皆さんの活動が、実を結ぶ事を願っています。新潟は避難者同士の結びつきが強いので、署名活動なら協力出来ると思います。